洗濯物を洗う際、衣類によっては洗濯表示や説明書などに「クリーニングネットを使用してください」と書かれていることがあります。あまりなじみのない言葉なので、「クリーニングネットって?」と思う方も多いかもしれませんね。
今回は、クリーニングネットの基礎知識やクリーニングネットで洗ったほうが良い衣類、効果的な使い方などを紹介します。
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クリーニングネットとは?
クリーニングネットとは、洗濯の際、生地の傷みなどを防ぐために衣類を入れるネットのことです。クリーニングネットのほかに「ランドリーネット」や「洗濯ネット」と呼ばれることもありますが、使い方に違いはなく、単に名称が異なるだけです。
洗濯表示や説明書に「クリーニングネットを使用する」といった表記がある場合、ランドリーネットもしくは洗濯ネットを使用しても構わないでしょう。
クリーニングネットにはどんな種類がある?
まずはクリーニングネットにどんな種類があるのかを見ていきましょう。
サイズ
クリーニングネットには、さまざまなサイズがあります。50cm×35cm程度の大サイズ、33cm×30cm程度の中サイズ、20cm×20cm程度の小サイズなどがありますが、もっと大きいもの、小さいものもあります。
洗濯物の大きさとクリーニングネットの大きさが合わないものを使うと、洗濯物が傷んでしまうことがあります。クリーニングネットは洗濯物に合わせたサイズを用意しましょう。
網目の大きさ
クリーニングネットには、網目の細かいものと粗いものがあります。
網目の細かいものは、色柄物や飾りなどがついている衣類、ランジェリーようなデリケートな衣類を入れると良いでしょう。生地の傷みや型崩れが気になる場合は、クッションが付いたクリーニングネットがおすすめです。
網目が粗いものは、しっかり洗濯したいものや淡色の衣類に向いており、型崩れを防ぎつつ洗うことができます。
洗濯物の種類によって使い分けるとよいでしょう。
形
クリーニングネッは衣類に合わせてさまざまな種類があります。
オーソドックスなものして、シャツやズボン、タオルなどオールマイティーに使える「平型」、ブラジャーやマスクなど型崩れさせたくないものに向いている「立体型」、シーツや毛布など大きな洗濯物を洗うときに便利な「円筒型」などがあります。
また、クリーニングネットに取っ手が付いた「バッグ型」もあります。ネットのまま洗えるうえに、洗濯かごとして持ち運べます。靴下など細かい洗濯物を洗うときに便利です。
口の形状
クリーニングネットの口にはファスナーが使われているものが多いです。ファスナーによって他の衣類やクリーニングネット同士が引っかかってしまうのを防ぐため、ファスナーを保護できるゴムが付いたものを選ぶと良いでしょう。紐で開閉を行うタイプもあります。
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クリーニングネットを使うメリット・デメリットとは?
洗濯するときにクリーニングネットを使うメリット・デメリットを紹介します。
メリット①ボタンや飾りなどの引っかかりが防げる
衣類にはボタンが付いていたり、ビーズやスパンコールなど細かい装飾が付いていたりするものもありますが、クリーニングネットに入れることでこれらが引っかかるのを防げます。
クリーニングネットを使わずそのまま洗濯機に入れてしまうと、ボタンや飾りが他の衣類に引っかかり取れてしまうこともあるでしょう。また、引っかかると生地も引っ張られるため、生地自体が傷む原因にもなります。
メリット②衣類の絡まり・型崩れを防ぐ
ズボンや長袖の服、紐つきの衣類などはそのまま洗濯機に入れると洗うときの回転などにより絡まりやすいものです。しかし、クリーニングネットに入れることで1つずつパッケージされるため、衣類同士が絡まるのを防ぐことができます。
スーツのスラックスなど型崩れさせたくないものは、きちんとたたんでからクリーニングネットに入れると、型崩れが防げます。
メリット③色移りを防ぐ
目の細かいタイプのクリーニングネットなら、衣類同士の色移りを防ぐ効果が期待できます。
ただし、クリーニングネットに入れるだけで色移りが完全に防げるわけではないので注意しましょう。事前に色移りしやすいかどうかをチェックしたり、濃い色の衣類は分けて洗ったり色移りを防止するための工夫も同時に行うとより効果的です。
メリット④糸くずやゴミなどが付くのを防ぐ
衣類にはホコリや繊維くずなどが付いています。洗濯時の糸くずやゴミが衣類に付くことを防ぎたい場合にもクリーニングネットは有用です。
また、衣類に毛玉や毛羽立ちがあると糸くずが付着しやすいため、軽くお手入れしてからクリーニングネットに入れて洗濯しましょう。
メリット⑤毛玉が付くのを防ぐ・生地が劣化しにくくなる
クリーニングネットは、毛玉の付着を防ぐ役割があります。毛玉ができる理由は、衣類同士のこすれです。クリーニングネットに入れると衣類同士のこすれがなくなり、毛玉を防げます。また、衣類同士のこすれがなくなることで生地も劣化しにくくなるでしょう。
なるべく生地を傷ませたくないのであれば、ぜひクリーニングネットを活用してください。
デメリット①毎回入れるのが面倒
デメリット1つ目は、毎回クリーニングネットに入れるのが面倒ということです。
洗濯のたびに洗濯物をクリーニングネットに入れるのは手間がかかるため、面倒に感じる方も少なくありません。ましてや毎日洗濯する、1日に何回も洗濯機を回す方はなおさら感じるでしょう。
例えば、デリケートな衣類だけクリーニングネットに入れるといった自分なりのルールを決めて使用するとストレスを感じなくなります。
デメリット②破損した場合は買い替えが必要
クリーニングネットは破損すると買い替えが必要です。
クリーニングネットを使っていると、クリーニングネット同士が引っ張られるなどにより、ファスナーが壊れたり穴が開いてしまったりすることがあります。破損したところがそれほど大きくなければ補修して使い続けられるかもしれません。しかし、使用しているうちに穴が大きくなると、いずれは買い替えざるを得なくなるでしょう。
消耗品だと割り切って安い価格のものを大量に買っておくのもおすすめです。
デメリット③洗浄力が弱くなる
クリーニングネットに入れることで洗濯機のもみ洗いの効果が薄れてしまい、結果的に洗浄力が弱くなってしまうことがあります
しっかり洗いたい場合は、目の粗いタイプのクリーニングネットを使うと良いでしょう。また、汚れがひどい場合は事前に汚れた部分だけを手洗いしておくのも一つの方法です。
クリーニングネットの基本的な使い方
ここからは、クリーニングネットの基本的な使い方を紹介します。適切な使い方でより効果的に洗濯できますよ。
ネット1つにつき衣類1枚がベター
クリーニングネットは「ネット1つにつき衣類1枚」が基本的な使用方法です。衣類のサイズに合ったクリーニングネットに衣類を1枚だけ入れることで、しっかり洗浄できます。サイズや素材の違うクリーニングネットを複数枚用意しておくと便利です。
詰め込みすぎない&衣類に対し大きすぎるものは避ける
クリーニングネットは衣類のサイズに合ったものを使いましょう。
小さなサイズのクリーニングネットに大きな衣類を詰め込んでしまうと、全体に洗剤が浸透せず、すすぎが甘くなってしまうことがあります。
また、衣類に対して大きすぎるクリーニングネットを使用すると、ネットの中で衣類同士のこすれが起きてしまいます。衣類のサイズに合ったクリーニングネットを使いましょう。
なお、どれくらいの衣類を入れることができるかといった目安は、クリーニングネットの説明書などに記載されていることがあります。参考にしてください。
洗濯物は裏返し、たたんで入れる
衣類自体を裏返してからクリーニングネットに入れると、他の衣類への色移りや装飾が取れるのを防げます。
また、たたんでクリーニングネットに入れると、型崩れの防止にも役立ちます。例えば、スラックスを洗うときは裾を揃えて折り目をあわせてたたむなど、元の形をキープできるような洗濯方法をとると良いでしょう。
乾燥機にかけない
クリーニングネットに衣類を入れたまま乾燥機にかけることは避けましょう。重なった部分が完全に乾かず、生乾き臭の原因になるだけでなく、雑菌も繁殖しやすくなります。
乾燥機にかける際は、クリーニングネットから出して干してください。
保管方法は?
クリーニングネットが複数枚あり収納に困る場合は、大きいサイズのクリーニングネットの中に小さいクリーニングネットを入れておけば、保管しやすくなります。
ネットの素材には通気性の良いものが使われているため、重なっていてもすぐ乾くでしょう。
クリーニングネットに入れたほうが良い衣類は?
以下のような衣類は、クリーニングネットを使って洗濯するのがおすすめです。
- 色移りさせたくないもの
- 絡まりやすいもの
- シワになりやすいもの
- クリーニングネット使用の洗濯表示があるもの
- 飾りが付いたもの
- 女性用下着(ブラジャー)
- ストッキング
デリケートな衣類はクリーニングネットを使用したほうが衣類へのダメージが少なく済みます。長く衣類を愛用したいのであればクリーニングネットを使いましょう。
クリーニングネットを交換する目安とは?
- 網目部分が破れた
- ファスナーが壊れた
- ファスナーを保護する部分(ゴムになっているところなど)が劣化してきた
クリーニングネットにこれらの兆候が見られたら、交換のタイミングです。破損したものを使い続けていると、穴から中の衣類が出てしまったり、ゴミなどが入り込んでしまったりとクリーニングネット本来の役割を果たせないかもしれません。破損した際は早めに買い替えることをおすすめします。
クリーニングネットを使っても自宅で洗えないものはある?
クリーニングネットに入れれば、どんな衣類も洗えると思うかもしれませんが、生地によってはクリーニングネットでも洗えないものがあります。
「水洗い不可」の洗濯表示(桶マークに×印)がある衣類や、「商業クリーニング」の洗濯表示(〇マーク)があるなど自宅での洗濯が推奨されない衣類は、無理に洗濯してしまうと生地を傷める原因になります。
水洗いができない衣類や商業クリーニングが推奨される衣類に関しては、クリーニング店に依頼しましょう。クリーニング店によって「受付可能な衣類」はホームページに記載されている場合がありますので、一度チェックしてみてください。
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まとめ
クリーニングネットは、衣類の生地の傷みを防ぎつつ、きれいな状態をキープして洗うことができる便利なアイテムです。
しかし中にはクリーニングネットを使っても、自宅で洗えないものもあります。そんなときは、宅配クリーニングサービスの「ラクリhttps://www.lacuri.jp/」が便利です。ラクリであれば、スーツやアウターのほか、子ども服などもクリーニング可能です。
宅配クリーニングなので、持ち運びの手間もなく、公式サイトから簡単に注文できます。洗えないものや大切な衣類は、ラクリを利用してみてはいかかでしょうか。