秋冬にお世話になった羊毛布団。皮脂や汚れが付着している羊毛布団を洗濯する必要性は分かっているものの、クリーニング料金がいくらかかるか不安、という人も多いのではないでしょうか。
今回は店舗型・宅配型クリーニング店を比較して、羊毛布団のクリーニング代や品質などを調査しました。羊毛布団を出す際の注意点やクリーニングに出す頻度についても紹介します。
羊毛布団のクリーニング料金相場
羊毛布団をクリーニングに出した際、店舗型・宅配型クリーニング店ごとの料金相場は以下の通りです。シングルサイズでの比較で、地域によって料金が異なることもあります。あくまでも参考価格ということでご了承ください。
店舗型 | 宅配型 | |
敷布団 | 4,705~9,500円 | 8,250~10,230円 |
掛布団 | 4,150~9,500円 | 7,150~9,680円 |
宅配型は枚数が増えれば増えるほど、1枚当たりの料金が安くなる仕組みで、3枚セットで1枚当たりの料金が半額近くになるお店もあります。
全国展開している宅配型クリーニング店は原則、送料が無料ですが、一定金額以上で無料としているお店もあります。布団クリーニングの専門店だと、送料が別途必要なお店もありました。必ず事前にチェックしてください。
店舗型の各社比較
店舗型クリーニング店ごとの羊毛布団の料金を比較しました。どのお店もサイズや布団の種類などによって、料金が細かく設定されています。表はシングルサイズの料金です。
白洋舍 | うさちゃんクリーニング | ヤングドライ | |
敷布団 | 7,700円 | 4,500円~ | 8,500円 |
掛布団 | 6,600円 | 4,500円~ | 8,500円 |
うさちゃんクリーニングは、4,500円~という表示になっています。最低料金が4,500円という意味で、お店を利用する際は、事前に料金を確認してください。
布団の丸洗いだけでなく、特殊加工もオプションで行っています。
宅配型の各社比較
宅配型クリーニング店各社の料金相場を比較しました。
パック料金制度を採用しているお店が多く、枚数が多いほど料金が安くなる傾向にあります。羊毛布団だから、特別高くなるわけではありません。また、サイズによって料金が変わることもありません。
ラクリ | ホワイト急便(らくらく宅配便) | リビナス | ふとんリネット | |
敷布団 | 10,230円~ | 8,680円~ | 10,230円~ | 9,680円~ |
掛布団 | 9,680円~ | 8,680円~ | 9,680円~ | 9,680円~ |
ホワイト急便と、ふとんリネットは敷布団、掛布団で料金が一律になっています。ダニ防止加工などといったオプションを付けると料金が高くなります。
羊毛布団のクリーニング何日くらいかかる?
店舗型だと、8~10日ぐらいかかります。宅配型だと、集荷、発送に時間がかかるだけ、若干長めになっています。
- 店舗型・・・8~10日ぐらい
- 宅配型・・・2~3週間
羊毛布団のクリーニングの繁忙期は、6~10月です。この時期に出すと、1カ月以上かかることもあるので、日数に余裕を持って出してください。
急な来客などで、どうしても羊毛布団が必要になった場合として、ベルメゾンなどではお急ぎ便として対応している業者もあります。工場到着後、最短2日で対応してくれるため、その分割高となります。
羊毛布団のクリーニング推奨頻度
羊毛布団のクリーニング頻度はカバーやシーツを掛けて使用している場合であれば、1年に1回程度がおすすめです。
羊毛布団は高い保湿力があると同時に、汗をしっかりと吸い取ってくれる吸湿性、吸い取った汗を外部に放出する放湿性にも優れています。普段は、窓を開けて風を通すだけでも十分乾燥するのですが、週1回程度、風通しの良い日陰で干し、月1回ほど、日光に当てて天日干しすることで長持ちします。
羊毛布団のカバーやシーツは週1回、2週に1回ぐらいの頻度で必ず洗濯するようにしましょう。
羊毛布団をクリーニングに出すと、特殊な乾燥方法のおかげで、ふっくら、ふわふわになって戻ってきます。クリーニングに出すことで、ダニやカビを防止する効果もあり、家族の健康のためにも、年に1回はクリーニングに出しましょう。
羊毛布団をクリーニングに出すときの注意点
羊毛布団をクリーニングに出すときは、以下の4点に注意してください。
- 古い布団は破れる可能性がある
- 古いしみ・汚れは落ちない場合がある
- 縮み・硬化する場合がある
- 風合いが変わる可能性がある
羊毛布団はドライクリーニングが基本ですが、尿や汗などの水溶性の汚れがたくさん付いている状態だと、羊毛布団の丸洗いをすることになります。
中綿や生地を傷める恐れがある漂白剤を使用していないクリーニング店だと、古いしみ・汚れが落ちない場合があります。逆に使用しているお店だと、布団が破れたりすることもあります。値段が高く、大切な羊毛布団の場合は、クリーニング方法や漂白剤の使用の有無を確認した方がいいでしょう。
羊毛布団は製品の性質上、縮み・硬化する場合もあり、風合いが変わることもあり得ます。
店舗型と宅配型の違い
羊毛布団のクリーニングを行う場合、店舗型と宅配型の違いをまとめました。
店舗型 | 宅配型 | |
受け渡し | 店舗 | 自宅 |
品質 | 良い | 良い |
コスパ | サイズごとで一定 | 枚数が多くなればなるほど、コスパ良し |
しみ抜きなどのオプション料金 | 有料 | 無料対応が多い ※一部有料 |
保管サービス | あり、最大6カ月保管する店舗も | あり、最大9カ月保管する業者も |
品質は店舗型と宅配型で同じですが、店舗型の場合は、オプション料金が別途必要になるケースが多く見られました。
保管サービスは双方ともあり、料金は別途かかりますが、宅配型の方が長めになっています。
店舗型のクリーニングが自宅近くにあり、営業時間内に持ち込め、店員に汚れている箇所について、対面で話をしたい人は、店舗型がおすすめです。
逆に、自宅近くに店舗がない人、仕事が忙しくて持ち込めない会社員、赤ちゃんがいる家庭、お年寄りの介護で自宅を空けられない人などは、宅配型クリーニングが便利です。
宅配型クリーニングを利用するメリット
宅配型クリーニングを利用するメリットは以下の通りです。
- 自宅まで集荷・配達に来てくれる
- 重い荷物を運ばなくて済む
- 店舗型よりも1枚当たりの料金が安い傾向にある
オンラインの宅配型なら、インターネットで申し込めば、必要なキットが自宅に送られてきて、指定の日時に宅配業者が布団を取りに来てくれます。クリーニングが終わると、自宅に配達されるので、取りに行く必要はありません。
自宅近くに店舗型のクリーニングがあれば、お店に持ち込むことも可能ですが、複数枚クリーニングに出すとなると、かなりの労力が必要となります。近くにない場合は、車や自転車で運ぶ手間と時間がかかり、車に積み込むにもひと苦労です。
店舗型の料金は、サイズによって一律で、枚数が増えても値段はほとんど変わりませんが、ネットで申し込む宅配型だと、枚数が増えれば増えるほど、1枚当たりの料金が安くなるため、コスパが良くなります。
羊毛布団は自宅・コインランドリーで洗濯可能?
羊毛布団は自宅やコインランドリーで洗濯できるのでしょうか。羊毛の割合別に表にまとめました。
羊毛の割合 | 洗濯機 | 踏み洗い | コインランドリー |
羊毛100% | × | △(ただし相当縮む) | △(ただし相当縮む) |
羊毛50% ポリエステル50% | 〇 | 〇 | 〇 |
羊毛100%でなければ、洗濯機、踏み洗い、コインランドリーでの洗濯は可能です。羊毛100%の場合でも、洗濯機以外での洗濯は原則可能ですが、踏み洗い、コインランドリーでは相当の縮みを覚悟してください。また自宅やコインランドリーで洗濯すると、風合いが失われ、ペチャンコになったり、ゴワゴワになったりします。
まとめ
羊毛布団のクリーニング代は、店舗型と宅配型で差があり、宅配型だとクリーニングに出す枚数が多ければ多いほど、1枚当たりの料金が安くなる傾向にあります。集荷・配達に宅配便を利用するため、自宅にいながらクリーニングでき、自宅を空けることのできない人や忙しい会社員には便利なシステムですが、繁忙期には時間がかかることもあります。余裕を持って羊毛布団のクリーニングを行い、ふわふわ、ふかふかな布団にリセットしましょう。
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