パーカーやフーディー、防寒着のマウンテンパーカーなど、フード付きのトップスは、老若男女を問わず大人気。おしゃれアイテムとして欠かすことのできない存在です。
しかし、フード付きのパーカー類は、洗濯が大変。フードがある分、かさばりますし、なかなかきちんと乾かすことができず、生乾きの臭いが出てしまうことなどもあります。
この記事では、大切なパーカーを長くきれいに着るためのお手入れ方法を紹介。クリーニングのタイミングや料金、手洗いの仕方などについても詳しく解説しますので、パーカー愛用者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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パーカーをクリーニングに出すべき理由
フード付きのトップスにはさまざまな種類があります。厚手のアウターやダウン素材のものなどであればクリーニングに出しても、比較的カジュアルなパーカーやフーディーは「自宅で洗濯する」という方は多いのではないでしょうか。
実は、自宅で洗うことができるパーカーやフーディーなどでも、クリーニングに出すのがオススメです。
パーカーをクリーニングに出すメリットをまとめました。
- 清潔に保つことができる 衣類を清潔に保つためには、洗ってすぐに乾かすことが必要。しかし、フード付きでかさばるパーカーの場合、自宅で素早く、十分に乾かすのは難しく、臭いや雑菌の繁殖につながりがちです。 クリーニングならば、速乾で仕上げることができるため、パーカーも清潔に保つことができます。
- 型崩れしない パーカーを自宅で洗って、フード部分の形が崩れてしまった……というのはよくあることです。 しかし、クリーニングの中でも、水洗いしないドライクリーニングだと、型崩れせず、フードの形をキープすることができます。立体的なパーカーは、ドライクリーニングが適しているのです。
- 色あせしない 色付き、またはロゴやプリントの入ったパーカーなどの場合、洗濯による色あせが心配ですが、クリーニングならば、自宅での洗濯に比べて、衣類へのダメージが低減されるので、色あせも避けることができます。 また、自宅では落とせなかった汚れなども、クリーニングの染み抜きサービスなどを活用すれば、生地を傷めずに除去してもらえる可能性があります。
- 黄ばみや毛玉も取れる 黄ばんでしまったパーカーも、クリーニングに出すことで、元の色を取り戻すことができるケースもあります。 毛玉ができてしまったパーカーは、自宅でのケアではなかなか元通りにできませんが、クリーニング店の中には、「毛玉取りサービス」を行っている店舗もあります。
パーカーのクリーニングの料金相場
パーカーをクリーニングに出すと、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
パーカーを含むフード付きトップスのクリーニング料金の目安をまとめました。
まず、パイル生地、ジャージー素材の通常のパーカーやフーディーの場合です。
大手のクリーニングチェーンの料金などを見ると、安い店舗は400円程度、高い店舗だと1,000円以上の料金と差があります。平均的な価格帯は、500円~600円ぐらいです。
同じフード付きのトップスでも、「ジャンパー」や「ダウン」などとして扱われるケースもあります。そうなるとクリーニング料金も変わってきます。
ジャンパーも、安い店舗で500円程度、高い店舗だと1,500円以上で、平均的には1,000円前後となります。マウンテンパーカーは、クリーニング店にもよりますが、ジャンパーとして扱われるケースが多いようです。
ダウンジャケットの場合は、少しクリーニング代が高くなり、2,000円~3,000円が目安になっています。専門店などでは、5,000円~1万円程度するところもあります。
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パーカーのクリーニングに付けることができるオプション
パーカーをクリーニング店に出した場合、通常の洗い以外の「オプション」を付けることも可能です。
オプションは次のようなサービスがあります。
- 染み抜き
- 汗抜き
- 撥水(はっすい)加工
- 防臭加工
- 花粉防止加工
各オプションの概要をまとめました。
染み抜き
クリーニング店では、無料で染み抜きをしてもらえる場合もありますが、有料のオプションで特別な染み抜きサービスを提供している店舗もあります。
有料オプションは、通常の洗濯やクリーニングでは落ちない染みが、パーカーに付いてしまった場合にオススメ。
専門の技術や薬液を使い、衣類へのダメージを抑えつつ、染みを取ってもらえます。店舗によって料金に差はありますが、数センチ程度の小さい染みで500円ぐらいから、大きい染み、特殊な染みなどだと、1,000円以上が見込まれます。
汗抜き
水洗いをすると縮んでしまったり、型崩れしてしまったりする衣類の場合、ドライクリーニングで洗いますが、汗をはじめとする水溶性の汚れは、ドライクリーニングでは落ちません。
そんな場合に活用できるのが、汗抜きのオプション。水洗いしたくないパーカーが汗で汚れてしまった時のほか、季節の変わり目でパーカーを保管する前などにも、汗抜きのオプションがオススメです。
汗抜き料金も、店舗によって差はありますが、500円~1,000円程度が相場です。
撥水加工
撥水加工とは、衣類に加工を加え、水を弾くようにすることです。具体的には、洗濯後の衣類の表面を、シリコン樹脂やフッ素樹脂でコーティングして、布に水が浸透しないようにします。
フード付きのアウターなどに撥水加工すれば、風雨をしのぐこともできて便利です。また、普通のパーカーなどでも、撥水加工により汗や汚れに強くなります。
撥水加工の料金は、衣服の種類や素材によって変わりますが、500円~1,000円ぐらいが目安でしょう。
防臭加工
衣類の消臭、衣類への臭いの付着を防ぐためにするのが防臭加工です。
タバコやペットの臭いなどが気になる方や、臭いの付着が気になる宴会シーズンにもオススメです。料金は300円~500円くらいが相場です。
花粉防止加工
花粉防止加工、花粉ガード加工は、花粉が衣類の繊維に入り込むのを防止するものです。繊維の表面に特殊加工を施し、静電気を防止することで花粉を付着しにくくします。
花粉症に悩む人にとっては、ぜひ取り入れてみたいサービスですね。花粉防止加工の料金は、パーカーなどだと300円~500円が目安になります。
パーカーをクリーニングに出す頻度とかかる日数
どのくらいの頻度でパーカーをクリーニングに出せばいいのか、目安について、説明します。
薄手のパーカーでも、素肌の上に着る人は少なく、皮脂などの汚れも付きにくいことから、パーカーを着るたびに洗う必要はないでしょう。
季節や汚れの状況にもよりますが、3回から5回程度着たら、洗濯するのがベストです。比較的扱いやすい素材、普段使いのパーカーであれば、汚れた都度、自分で手洗いし、衣服の入れ替え時にクリーニングに出して保管するという方法があります。
一方、デリケート素材のパーカーや装飾のあるパーカーの場合は、基本的にクリーニングに出すのがオススメです。衣服の入れ替え時に、汗抜き加工などを施せば、より清潔に、長く着ることができます。
マウンテンパーカーなど、フード付きのアウターは、シーズンが終わるごとに、クリーニングに出して保管しましょう。
クリーニングに出してから仕上がりまでの日数は、パーカーの場合、1日~3日が目安です。通常の素材のパーカーであれば、即日仕上げをしている店舗で、その日のうちに受け取ることも可能でしょう。
マウンテンパーカー、ジャンパーなどのアウターは5日~7日、ダウンや特殊素材のパーカーなどは、さらにもう少し日数がかかると見込まれます。
パーカーをクリーニングに出す際の注意点
パーカーをクリーニングに出す時に注意すべきことをまとめました。
- ポケットの中身をチェック パーカーやフード付きのアウターにはポケットが付いているものも多く、つい中身を取り忘れがちです。ポケットに入れたままでクリーニングに出すと、中に入っていたものを紛失、破損してしまう恐れがあります。さらに、中に入っていたものによって、布地に傷が付いたり、色が付いたりしてしまう可能性もあります。
- 汚れや染みの位置を確認 クリーニングに出す前に、特に汚れている部分や染みがある場所をチェックしておきましょう。特に汚れている部分、染みがあれば、クリーニングに出す際に伝え、必要な場合はオプションを利用します。
- ほつれや破れ、海外製のパーカーに注意 パーカーにほつれや破れがある場合は、クリーニングを断られるケースもあります。また、海外製のパーカーで、洗濯表示が日本で使われているマークと違う場合なども同様です。事前にチェックしておきましょう。
パーカーを自宅で洗濯する方法
パーカーの中には、自宅で洗うことができるものもあります。パーカーの裏側に付いているタグに、洗濯表示マークがあるので、マークを見ながら、洗濯できるかどうか確認しましょう。
洗濯表示で、たらいのマークに「×」が付いていなければ、自宅で洗うことは可能です。
自宅でのパーカーの洗い方について、次のポイントごとに、順を追って説明します。
- 洗濯機での洗い方
- 手洗いでの洗い方
- パーカーの干し方
洗濯機での洗い方
まずは、洗濯機で洗う方法です。
- 洗濯表示マークで、洗濯機で洗えるかどうか確認
- パーカーにファスナーがあれば閉める。フードにひもがある場合は、抜けないように2本まとめて軽く結ぶ
- 汚れが目立つ部分(襟、袖口、裾など)があれば、洗剤の原液を少し垂らし、タオルなどで軽く押さえる
- フードを背側に倒し、汚れが目立つ部分が外側になるように畳む
- ネットに入れる
- ネットごと洗濯槽に入れて洗う
手洗いでの洗い方
次に手洗いする方法です。洗濯表示に「手」のマークがある場合や「手洗い」の表示がある場合は、洗濯機ではなく手で洗いましょう。
手洗いの方法は次の通りです。
- 畳んだパーカーが入るぐらいの大き目のおけを用意する
- おけに水を張る
- おしゃれ着用洗剤を用意し、パッケージに記載通りの分量の洗剤を入れる
- パーカーを水に浸し、押し洗いをする
- 汚れが気になるところは、つまみ洗いをする
- おけの水を捨て、新しい水を入れて押し洗いをする
- 泡が出なくなるまで⑥を繰り返す
パーカーの干し方
パーカーの洗濯で、最大のポイントとなるのが干し方です。
パーカーの正しい干し方について、順を追ってまとめました。
- ハンガー3本、洗濯バサミ、洗濯さおを用意する
- 洗ったパーカーにファスナーがあれば開く
- 洗濯さおにつるしたハンガーに、パーカーをかける
- パーカーをかけたハンガーの前に、二つ目のハンガーをつるし、パーカーの袖をかけて洗濯バサミで固定する
- パーカーをかけたハンガーの後ろに、三つ目のハンガーをつるし、パーカーのフード部分をかけて洗濯バサミで固定する
日常でできるパーカーのお手入れ方法
自宅で洗濯できるパーカーも、クリーニングに出すべきパーカーも、着用するたびに洗うのはNGです。洗濯やクリーニングの回数が増えれば増えるほど、やはりパーカーの劣化につながってしまいます。
洗わずに、できるだけパーカーをきれいなに保つためには、日常のお手入れが重要。パーカーやフード付きアウターを外で着た時は、脱いだ後すぐに、ブラシをかけるようにしましょう。目に見えないちりやほこりが取れるだけではなく、毛玉の防止にもなります。
さらに、脱いだパーカーは、すぐにタンスやクローゼットに収納せず、しばらく風通しのよいところで乾かすようにしてください。そのまま収納してしまうと、カビや黄ばみの原因になります。
パーカーの正しい保管方法
パーカーはフードがある分、かさばりますし、保管が難しい……と感じている方も多いのではないでしょうか。
最後に、パーカーの正しい保管方法について紹介します。
- 畳んで収納する パーカーはハンガーにかけたままにせず、畳んで収納しましょう。ハンガーにかけたままだと、生地が伸びてしまったり、ハンガーの跡が付いてしまったりします。 畳んで収納するのが難しい場合は、太いハンガーを選ぶか、ハンガーにタオルなどを巻いて、パーカーをかけるようにしてください。
- パーカーを正しく畳む パーカーの正しい畳み方をマスターしてください。 まず、パーカーのファスナーを閉めてしわを伸ばし、両袖を内側に畳んだ上で、両肩の端が中央にくるように折り畳みます。さらに、フード部分の形を整え、内側に折り畳み、フードを包み込むような形で裾を方部分に合わせて折って完成です。 収納場所が小さい場合などは、フード部分を内側に折り畳んだ時点で、裾からフードの方向にくるくると巻いて保管することもできます。
- クリーニングのビニールを取る クリーニングに出した場合は、返却時にかけられていたビニールカバーを取って保存します。ビニールがかぶせられたままだと、通気性が悪く、生地が傷む原因になります。
宅配クリーニング「ラクリ」
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まとめ
パーカーのクリーニングについて、注意すべきポイントや料金相場、オススメのオプションなどをご紹介しました。
自宅で洗うことができるパーカーもありますが、パーカーを清潔に保ち、劣化を防いで長持ちさせるには、定期的にクリーニングに出すのがオススメです。記事を参考に、日々のお手入れや、正しい保管方法も試し、お気に入りのパーカーで、おしゃれを楽しんでください。