夏服保管のおすすめ方法!保管の手順と収納に便利なグッズを紹介

夏服を傷めず保管したい、と考えている方は多いでしょう。しかし実際には、保管してあった夏服を出すとシミやシワがついていることはよくあります。お気に入りの服なら次のシーズンも、シミなどをつけずにきれいに着こなしたいですよね。

そこで今回は、夏服保管のおすすめの方法や、傷めずに保管するポイントを解説します。夏服保管のための便利グッズもあわせてご紹介しますので、きれいな夏服保管の参考にしてください。

 

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夏服保管のおすすめ方法

夏服保管におすすめの方法には、以下のような種類があります。

  • 畳んで収納
  • ハンガー収納
  • 圧縮袋に収納

それぞれに特徴があるため、詳しく解説します。

畳んで収納

夏服保管の方法として、畳んで収納する方法はとてもスタンダードです。これは夏服を折り畳み、衣装ケースやタンスにしまう方法で、すでに多くの人が実践しているのではないでしょうか。

とはいえ畳んで収納する方法にも、以下のようなおすすめの手順があります。

  1. しまう前に洗濯をし、アイロンをかけられるものにはかけておく
  2. 収納ケースの幅、高さをみながら、サイズを合わせて長方形になるように畳む
  3. 立てて並べるように収納する

収納ケースやタンスに畳んで入れる方法は、薄手の衣類や、吊るしにくい形、Tシャツなどシワになりにくい衣類に適しています。パーカーなどフードがあるものも上手に畳めば入れることができますが、マキシワンピースなど布地の多いものはくるくる巻き、立てて収納するのも良いでしょう。横に収納し、収納ケースのなかで積み重ねる方法は、下になった衣類がつぶれてシワになりやすいため、立てて入れるほうがおすすめです。

ハンガー収納

ハンガー収納は、ハンガーにかけて夏服を収納、保管する方法です。単純にハンガーにかけておけば良いと思ってしまいがちですが、手順に従って収納すると、次のシーズンによりきれいに着用できる状態で夏服を保管できるでしょう。ハンガー収納の手順は以下のとおりです。

  1. しまう前に洗濯をしておく
  2. ハンガーにかけ、不織布カバーをかける
  3. 日常使いしない奥側などに収納
  4. 適宜、かけるタイプの防虫剤を入れる

ハンガー収納の場所はクローゼットの奥側や、普段使っていないクローゼットなど、適宜入れられる場所を探しましょう。ハンガーにかけたままであれば、衣替えの際もそのまま使い勝手の良い場所に出してくるだけで手間が省けます。

ハンガー収納に向いている衣類は、畳むとシワになりやすい素材のものや、ジャケットなど畳むことで型崩れする心配のあるものなどです。パンツやスカートも、専用のハンガーでシワをつけずにしまえます。

圧縮袋に収納

夏服を圧縮袋に入れ、圧縮して収納する方法もあります。圧縮袋での夏服保管は、以下のようにおこないます。

  1. しまう前に洗濯をしておく
  2. 洋服の形やサイズにあった圧縮袋に入れる
  3. 空気を適度に抜いてしまっておく

夏服保管のできる圧縮袋にはさまざまなサイズやタイプがあります。なかにはハンガーが付いた圧縮袋もあるため、ぶら下げて収納しておきたい場合はぜひ利用しましょう。圧縮袋に服を詰めすぎるとシワや型崩れの原因になるため、1つの袋に入れる量は圧縮袋の表記を守るようにしてください。

圧縮袋で保管できる夏服はどの種類でも良いですが、Tシャツなどシワになりにくいものを選ぶのがおすすめです。空気の抜きすぎはシワの原因になるため、ほどほどにしましょう。

なお圧縮袋に防虫剤を入れる必要はありません。服の変色や、過度なニオイ移りの原因になることもあるためです。密閉されているため、しっかり洗っておけば虫が付く心配はありません。

夏服保管のポイント

夏服保管には、以下のようなポイントがあります。

  • しまう前に洗い、アイロンをかける
  • 湿気対策する
  • 防虫剤を使う
  • 詰め込みすぎない

それぞれについて解説します。

しまう前に洗い、アイロンをかける

衣類は普段、着用したら洗うことが多いですが、シーズンオフにしまう前にもう一度洗濯し、アイロンをかけると良いでしょう。

衣類には着ているあいだに皮脂などの汚れが付着します。また食べ物がこぼれることもあるでしょう。これらの汚れは、洗ったときに取れたように見えるかもしれません。しかしもし汚れが残っていた場合は時間の経過とともに色がつき、翌シーズンに出したときにシミや黄ばみとなってあらわれることがあります。これをできるだけ防ぐため、しまう前にもう一度洗い、取れる汚れをすべて取っておくことが重要なのです。

洗濯した後は、アイロンをかけてから収納すると、余分なシワをつけることなく、よりきれいに保管できます。次に出したときにシワをつけたくない衣類はぜひアイロンをかけてからしまうようにしてください。

湿気対策する

夏服をしまっている間に劣化させないよう、湿気対策をおこないましょう。

まず大切なのは保管する場所です。湿気は低い場所にたまる傾向があるため、長期保管するものは高いところに収納することが基本となります。クローゼットなら上部の棚の上など、できるだけ上方での保管を心掛けてください。風通しの悪い場所への収納は避け、クローゼットや押し入れなど、収納場所の湿気が気になる場合には除湿剤を使う工夫も必要です。一方、保管した夏服に日光が当たると劣化や褪色の原因になるため、日光も避けるように気をつけましょう。

防虫剤を使う

虫食いを防ぐために、適切に防虫剤を使うことも重要です。防虫剤のなかには虫だけでなく、カビから衣類を守ってくれるものもあります。

防虫剤は収納スペースにあったものを使用してください。防虫剤は引き出しや衣装ケース用、タンス用、クローゼット用などに分かれています。それぞれなかに入っている防虫剤の成分や量が違うため、収納スペースによって使い分ける必要があり注意が必要です。とりわけクローゼット用は広い場所に成分が広がるようにできており、他の種類では虫食いが起こる可能性があります。

また、防虫剤はできるだけ併用しないほうが良いでしょう。成分によっては相互作用で防虫剤が溶け出し、衣類にシミをつくることもあります。唯一、ピレスロイド系の防虫剤は他のものと併用しても大丈夫です。

詰め込みすぎない

収納ケースや収納場所に、衣類を詰め込みすぎないようにしましょう。狭い場所に衣類をぎゅうぎゅうに収納すると、シワの原因になるだけでなく、防虫剤の成分が行き渡らないため防虫効果の低下につながります。また湿気がこもる原因にもなってしまうでしょう。

クローゼットのハンガー収納なら、狭い場所に衣類を詰めてもシワにならないと考える人もいるかもしれません。しかしハンガー収納であっても詰め込むとシワが寄り、次に着るときにすぐに着られない状態になってしまいます。このような状態で湿気がこもり、風通しが悪くなることで温度が上がると、虫の居心地がよくなるため虫害にあう可能性も高まります。そればかりか、夏服や近くに収納されているバッグやベルトにまでカビが生えてしまうかもしれません。

このような事態を避けるため、夏服保管の際は1箇所に衣類を詰め込みすぎないように気をつけてください。

 

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夏服保管の便利グッズ

夏服は便利グッズを使うことでスムーズに、また見栄えよく保管できます。おすすめの便利グッズには以下のようなものがあります。

  • 衣類収納袋
  • 収納BOX
  • 吊り下げ収納ラック

いずれもネット通販やホームセンターのほか、100均などでも購入可能です。グッズは、収納する衣類や収納したい場所に合わせて選びましょう。それぞれの特徴について解説します。

衣類収納袋

衣類収納袋は多くが布製ですが、なかには不織布のものや、一部ビニールの面があって中身が確認できるものなどもあります。サイズも大小さまざまで、入れたい中身の種類によって使い分けることができます。

入れたい中身のほかに、収納したい場所のサイズによって衣類収納袋を選ぶことも大切です。袋そのものは柔らかいので、積み重ねることはあまりできません。しかし袋の重みは軽いため、クローゼット上部の棚などに置くのがおすすめです。

収納ボックス

収納ボックスは、プラスチックなどでできた衣類を収納できる箱です。用途としては衣類収納袋と似た部分も多いですが、ボックス自体が固い素材でつくられており、自立するため、いくつか積み重ねて置きやすく、上に別のものを置くこともできます。

収納ボックスには、フタ付きや取っ手付きなど、さまざまな種類があるため都合の良いものを選んで使うのがおすすめです。同じ種類のものをいくつか揃えて使えば、よりきれいに見えるのもメリットです。

また収納ボックスを使う場合は、オンシーズンのものとオフシーズンのものを同じ引き出しに収納するという方法もあります。オンシーズンの収納ボックスを手の届くところに、オフシーズンのものは高いところなどに置くと、季節の変わり目に引き出しを入れ替えるだけで衣替えができるため非常に楽でしょう。

吊り下げ収納ラック

吊り下げ収納ラックとは、衣類収納袋や収納ボックスの上部にフックなどが付いており、クローゼットに吊るせる形のものをいいます。吊り下げ収納ラックの場合、片方の面が空いていることが多く、湿気がこもりにくいのがメリットです。

クローゼットのなかが狭く収納袋やボックスを置く場所がない場合や、クローゼットに吊り下げられるスペースが余っている、といった場合には吊り下げ収納ラックが活躍します。夏服を畳んで吊り下げ収納ラックに入れておけば、次のシーズンにすぐ取り出して着ることができるでしょう。

夏服保管はクリーニングの保管サービスがおすすめ

夏服を保管するときは、クリーニングの保管サービスを利用するのがおすすめです。クリーニングの保管サービスとは、クリーニング店などで夏服をクリーニングしたあと、翌シーズンの始めまでそのまま預かってもらえるサービスです。

保管サービスでは必ず、皮脂や食べ物などの汚れをきれいにクリーニングした後に保管してくれるため、次のシーズンまでに汚れが黄ばんだり、シミになったりすることがありません。専門の保管庫での保管ですから虫がつかないのもメリットです。何よりも自宅で保管しなくて良いということは、保管場所と保管する手間がいらないということになります。衣類を畳んでしまう、重い衣装ケースを高いところに上げる、防虫剤を買いに行くといった作業は一切必要ありません。

自宅で夏服を適切に保管するのはとても大変なことで、場所も必要です。クリーニングの保管サービスを使うと時間や労力を節約できるうえ、衣類はきれいな状態で保管でき、自宅のスペースの有効活用にもつながります。

 

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まとめ

夏服保管はそれぞれの衣類にあった方法で、適切におこなう必要があります。湿気や日光を避け、詰め込みすぎないよう気をつけながら、衣類収納袋や衣装ケースといった便利グッズも使ってきれいに収納しましょう。

オフシーズンの間につくシミ対策には保管する前に夏服をすべて洗濯することが有効ですが、完璧にシミを防ぐのは難しいかもしれません。そこで夏服保管におすすめなのが、プロのクリーニング店にクリーニングと保管を任せられる保管サービスです。保管サービスなら、汚れをきれいに落としきったあとで、次のシーズンまで夏服を保管してくれます。自宅で夏服保管をするには時間をかけて丁寧におこなう必要がありますが、大切な服をシミや虫がつかないよう守りたい、衣替えをする時間が足りなくて大変といった場合にはぜひ、便利な保管サービスの利用もぜひ検討してみましょう。

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