ダウンのクリーニングおすすめ店5選!自宅洗いの失敗や注意点も知ろう

モコモコで暖かく、冬に重宝するダウン。一見汚れていないように見えても、汗や皮脂などの汚れがついていることもあり、お手入れが欠かせません。この記事では、ダウンを自宅洗いしようと考えている人へ向けて、自宅洗いで起こる失敗例や注意点についてお伝えします。ダウンをお手入れするのにおすすめのクリーニングも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ダウンは自宅洗いが難しい!起こりがちな失敗とは

「ダウンは自宅で洗えるの?」と疑問に感じたことはありませんか?実は、ダウンの洗濯には技術が必要で、自宅洗いをすることで取り返しのつかないことになる可能性も。

ここではダウンを自宅洗いすることで起こりうる失敗についてご紹介します。

ダウンの汚れが落ちていない

家庭用洗濯機や素人の手洗いでは、ダウンに付着した汚れをきれいに落としきれない可能性があります。自宅だと手軽に洗濯できるように思えますが、汚れがきちんと落ちなければ意味がありません。汚れが残ったままでいると、ダウンを最適な状態で維持するのが難しくなります。

また、ダウンは乾かすのにも技術が必要な衣類です。基本的に自然乾燥させますが、十分に乾いたと思っていても、実はダウンの中に水分が残っていたなんてことも。そのまま水分を含んだ状態で保管してしまうと、ダウンの品質が劣化し、保温効果が下がってしまう可能性も考えられます。

ダウンのボリュームがなくなってしまう

ダウンジャケットやダウンコートは、ダウンのふんわりとした素材感が特徴の衣類です。洗濯方法や乾燥方法を誤ると、ダウンのボリュームがなくなって、ぺちゃんこになってしまうケースが多いようです。多くの場合、洗濯の際に羽毛同士が絡み合い、そのまま乾燥させてしまうのが原因と考えられます。

クリーニング専門店は、ダウンのボリュームを損なわないように専門の技術で対応してくれます。しかし、自宅で洗濯する場合は羽毛が絡み合ってしまい、それをほどくことが難しいため、ダウンのボリュームがなくなってしまうのです。

また、使用する洗剤によってはダウンとの相性が悪い可能性もあるので、洗濯する際は細かな配慮が必要となります。

色移りや変色の可能性も

自宅で洗濯する場合、色移りや変色を起こしてしまう可能性があります。ダウンジャケットやダウンコートに使用してある染料や生地、素材の状態によっては、安易に自宅で洗ってしまうと見た目が残念な仕上がりになってしまうことも。

たとえば、部分的にレザーやフェイクレザーが使ってあるダウンは、とくに色移りや変色が起こりやすいため注意が必要です。また、多くのダウンに使われているナイロンは日光に弱く、誤った方法で乾かすと、紫外線によって変色や退色を引き起こしてしまいます。

ダウンはクリーニングへ!おすすめの頻度とは?

ダウン素材の衣類は、クリーニング専門店にお願いするのがおすすめです。クリーニングする頻度は、最低でも1シーズンに1回、着用頻度が多い場合は1シーズンに2回クリーニングに出すといいでしょう。

ダウンの衣類を主に着用する季節は冬。夏に比べて汗をかきにくく、汚れにくいと感じるかもしれませんが、ダウンは保温性が高く、実は気づかないうちに汗をかいているのです。襟や袖など肌に直接触れやすい部分では、汗や皮脂などを羽毛が吸収してしまいます。普段からメイクをする方は、ファンデーションやリップなどが付着し、それが汚れとなることも。

ダウンに付着した汗や皮脂汚れ、化粧品などによる汚れは、放置しておくとカビが発生したり、汚れによって羽毛同士がくっつきボリュームがなくなったりと、衣類の品質にも影響を与えます。衣類の品質を保つためにも、表面の汚れやしみ込んだ汚れをきれいに落とすよう、定期的にクリーニングを行いましょう。

ダウンは着丈の長さによってクリーニング料金が変わる!

短いダウンジャケットからひざ丈のダウンコートまで、さまざまなダウン製品があります。ここではダウン製品ごとのクリーニング料金について説明します。

ダウンジャケット

ダウンジャケットをクリーニングに出す場合、1点あたり1,000円~3,000円くらいかかることが多いようです。また、高級ダウン専門のクリーニング店では、価格は高めになることがあるようです。

部分的にファーやレザーが使われていたり、ウールやツイードなどの素材、特殊な装飾が施されていたりする場合では、さらにオプション料金が必要になることもあります。

ダウンコート

一般的に、腰丈のものより長ければダウンコート、ひざ丈以上のものはロングコートという分類になります。

ダウンのコートやロングコートをクリーニングに出したときの料金は、2,500円~3,500円くらいが相場です。高級ブランドのダウン製品や、高級なダウン専門のクリーニング店となると8,000円~10,000円以上かかることもあります。丈が長ければ長いほど、また、通常よりもボリュームがあると追加料金が発生しやすくなります。

ダウンをクリーニングに出すときの注意点とは?

ダウンはただクリーニングに出せばいいというわけではありません。ここからはダウンをクリーニングに出すときの注意点について解説します。

ダウンはドライクリーニングでは汚れが落ちない

ダウン製品をクリーニングに出すとき、どんなクリーニング方法を選ぶかが非常に重要になります。「デリケートな衣類ほどドライクリーニングがいい」と言われていますが、ダウンにおいてはウェットクリーニング(水洗い)がおすすめです。

ドライクリーニングとは、油性の溶剤を使って衣類を洗うクリーニング方法です。衣類が乾いている状態のまま汚れを落とすことができ、ニットやマフラーなどデリケートな素材に対して効果を発揮します。しかし、汗のような水溶性の汚れには向いていません。

前述のとおり、ダウンの衣類は意外と汗を吸収しています。ドライクリーニングだとこの汗などの汚れが落ちず、不衛生のままとなってしまうのです。

また、しょうゆなどの調味料やアルコールなど、臭いのもととなる汚れもドライクリーニングでは落とすことができないため、臭いや汚れが気になる場合はウェットクリーニングを選びましょう。

技術や知識のあるクリーニング店を選ぶ

ダウン製品のクリーニング料金は、クリーニング店で異なりピンキリです。高いからと専門店を利用するのをためらってしまいがちですが、きちんと技術や知識のあるクリーニング店を選ぶことをおすすめします。

ダウンは非常にデリケートで、繊細な衣類です。技術や知識、経験の少ないクリーニング店では対応を断られたり、クリーニングから戻ってきたら変色・変形していたなどのトラブルが起きたりする可能性もあります。

高級ダウンのクリーニング実績が多く専門コースがあるお店や、1つずつダウン製品を丁寧に洗ってくれるお店では、ダウンのブランドや製品ごとの知識が豊富。このようなクリーニング店であれば技術面も安心です。

素材や状態によってはクリーニングできないこともある

技術や知識、経験が豊富なクリーニング店でも、ダウン製品の素材や状態によってはクリーニングができないこともあります。

とくにダウン自体が傷んでいるものや、素材が劣化しているもの、生地がやぶれているものなどは、クリーニングによってさらにダウンが傷んだりやぶれが広がったりするため、断られるケースが多いようです。

また、一部にレザーが使われていたり、特殊な装飾が施されていたりなど、扱いが難しい場合もクリーニングができないことがあります。

高級ダウンは専門のクリーニング業者が安心!その理由とは

モンクレールやカナダグースなど、高級なダウンは中に羽毛を使っています。実はこの羽毛、ドライクリーニングをすることで羽毛に付着している動物性油分が抜けてしまい、ダウン特有の暖かさがなくなってしまうことも。このことから高級ダウンは専門のクリーニング業者に依頼するのが一番ですが、他にも専門店に依頼した方がいい理由があります。一つずつ見ていきましょう。

高級ダウンの取り扱い実績が多い

ダウンのクリーニング専門店は、モンクレールやカナダグースのような高級ダウンといわれる衣類の取り扱い実績が豊富のため、技術も高いといえるでしょう。

高級ダウンの取り扱いが少ないクリーニング店では断られたり、中にはコストを抑えるために一着に費やす時間や手間を削られたりすることも。クリーニングに出したものの、戻ってきた高級ダウンが傷んでしまっていたなんてトラブルも考えられます。

高級ダウンの取り扱い実績が多い専門店は、繊細なダウンの取り扱いに慣れているため、クリーニングの仕上がりも満足できるのではないでしょうか。

製品に合った洗い方を知っている

ダウンを専門に取り扱うクリーニング店であれば、ダウン製品それぞれに合ったクリーニング方法の知識が豊富です。
ダウン製品はドライクリーニングではなくウェットクリーニングがおすすめですが、多くのクリーニング店では、ダウン製品にもドライクリーニングを用いています。また、格安のクリーニング店となると、ドライクリーニングに使用する溶剤の濃度が低すぎたり、何度も溶剤を使いまわしたりしていることも。汚れが落としきれていなかったり、変色や色褪せてしまったりなどといった失敗談も多いのです。
ダウンのクリーニング専門店は製品ごとの最適なクリーニング方法を知っており、溶剤管理もしっかりと行っているため、このようなトラブルは起きにくいでしょう。

1点ごとに丁寧な検品を行っている

ダウンのクリーニング専門店は経験や知識が豊富なだけでなく、通常のクリーニングに比べて検品や仕上げ、包装に至るまで、すべての工程が丁寧に行われているのも特徴の一つです。
とくに検品においては、ボタンが取れていないかどうか、生地に破れやほつれはないか、ファスナーが破損していないかなど、専門スタッフが目で見て1点1点丁寧に、徹底して検品が行われます。中には写真を撮ってダブルチェックをするクリーニング店もあるほど。ダウン専門のクリーニング店は通常のクリーニング店に比べて料金がかかる分、このように細かい部分まで丁寧に作業が行われているのです。

ダウンのクリーニングにおすすめなお店5選

最後に、ダウンのクリーニングにおすすめなお店やサービスを5つご紹介します。

ラクリ

引用元:LACURI

 

高級ダウンも宅配クリーニングOKのラクリ。どんな衣類も料金は一律なので、高級ダウンやスーツ、ジャンパー、コートなども追加料金なしで対応が可能です。

クリーニングを行うのは国家資格を持つクリーニング師たち。高い技術と豊富な知識を活かしながら、衣類を一点一点入念にチェックし、素材やデザインに合う洗い方を行ってくれます。

また、すべてのコースで配達送料が無料のほか、シミ抜きやボタン修理、最大10ヶ月の長期保管も無料など、嬉しいサービスがいっぱいなのも魅力です。

サービス(保管最大10ヶ月) 料金(税込) 送料 手仕上げの有無 対応エリア
5点コース 9,980円 無料(北海道、沖縄・離島地域は各コースで追加送料あり) 全衣類手仕上げ対応 全国
10点コース 1万3,480円 無料(北海道、沖縄・離島地域は各コースで追加送料あり) 全衣類手仕上げ対応 全国
15点コース 1万8,980円 無料(北海道、沖縄・離島地域は各コースで追加送料あり) 全衣類手仕上げ対応 全国
20点コース 2万3,980円 無料(北海道、沖縄・離島地域は各コースで追加送料あり) 全衣類手仕上げ対応 全国

 

 

ホワイト急便

引用元:ホワイト急便

 

全国各地におよそ5,300もの店舗をもつホワイト急便。地域に寄り添うクリーニングサービスを提供していますが、コートやダウンなど、洋服の種類を問わない宅配クリーニングサービスを展開しています。

ダウン製品に関しては、洗濯表示に「ダウン」や「フェザー」と記載のあるものであれば、一部製品をのぞいてクリーニングに出すことが可能。さらに他店では断られやすいユニクロのシームレスダウンも、ホワイト急便では対応が可能です。ただし、シームレス部分の剥がれが起きてしまう可能性もあるため、その点を理解の上、依頼しましょう。

シーズンアウトしたダウンは最長で9ヶ月の保管が可能なので、クローゼットがすっきり片付きます。

サービス(保管最大9ヶ月) 料金(税込) 送料 手仕上げの有無 対応エリア
5点コース 8,980円 無料(一部離島は中継料が発生) 全衣類手仕上げ対応 全国
10点コース 1万2,980円 無料(一部離島は中継料が発生) 全衣類手仕上げ対応 全国
15点コース 1万4,980円 無料(一部離島は中継料が発生) 全衣類手仕上げ対応 全国

 

 

キレイナ

キレイナは、ウェディングドレスや舞台衣装、着物など特殊な素材やデザインも対応可能なサービスです。そのため、他のクリーニングサービスでは断られてしまうような高級ブランドのダウンや、特殊なデザイン、素材のダウンでも安心して任せることが可能。

クリーニングは衣類1着1着のカルテを作る作業から始め、そのお洋服にとってベストな方法でクリーニングが行われます。女性スタッフが多数在籍しているので、女性ならではの繊細な仕上がりを求めている人にはぴったりなサービスです。

遠方でも郵送で依頼が可能なので、他店できれいにならず諦めていたお洋服も、一度キレイナにお任せしてみることをおすすめします。

サービス 料金(税込) 送料 手仕上げの有無 対応エリア
ダウンジャケット 8,800円 合計金額8,000円以上で片道送料無料
合計金額1万2,000円以上で往復送料無料
(北海道・沖縄・離島は別途送料+2,200円)
全衣類手仕上げ対応 全国
ダウンコート(身丈60cm以上) 9,900円 合計金額8,000円以上で片道送料無料
合計金額1万2,000円以上で往復送料無料
(北海道・沖縄・離島は別途送料+2,200円)
全衣類手仕上げ対応 全国
ベスト 5,500円 合計金額8,000円以上で片道送料無料
合計金額1万2,000円以上で往復送料無料
(北海道・沖縄・離島は別途送料+2,200円)
全衣類手仕上げ対応 全国
キッズ(サイズ100以下) 5,500円 合計金額8,000円以上で片道送料無料
合計金額1万2,000円以上で往復送料無料
(北海道・沖縄・離島は別途送料+2,200円)
全衣類手仕上げ対応 全国
汚れ防止&撥水加工 2,200円 合計金額8,000円以上で片道送料無料
合計金額1万2,000円以上で往復送料無料
(北海道・沖縄・離島は別途送料+2,200円)
全衣類手仕上げ対応 全国

 

 

ワードローブトリートメント

ワードローブトリートメントは、素材の特徴や汚れの度合い、しみの有無、着用回数など、お洋服の状態に応じてオーダーメイドのクリーニングが行えるサービスです。通常のクリーニングのように、他の客の衣類とまとめて一緒に洗うのではなく、自分の洋服だけで洗ってもらえる「一客洗い」を導入。色移りなどの心配がなく、清潔で安心なサービスでしょう。

カナダグースやモンクレールなど、高級ダウンの取り扱い実績も豊富で、しみ抜きが発生したときにはダウン専用のしみ抜きを使うなど、徹底したこだわりも。クリーニングの匠による最上級のサービスを体感したい人は、ぜひ利用してみてください。

サービス(保管最大7ヶ月) 料金(税込) 送料 手仕上げの有無 対応エリア
ダウンコート 1万,230円 送料一律 1,700 円
合計金額1万7,000円以上で送料無料
(北海道・沖縄地区およびその他離島は除く)
全衣類手仕上げ対応 全国

 

 

リネット

引用元:リネット

 

宅配クリーニングのなかでも、比較的コスパのいいリネット。ダウン製品はウェットクリーニングではないようですが、ダウンの保温性を低下させない特殊な溶剤を使用しているので、他店でドライクリーニングをしたときのようにダウンが傷まないことが特徴です。高級ダウンブランドの取り扱い実績もあるため安心といえます。

また、毛玉取り無料やしみ抜き無料などの嬉しいサービスも。仕上がったお洋服は仕上げ担当者と専属の品質担当者によるダブルチェックで丁寧に確認を行ってくれます。

サービス(最大8か月保管) 料金(税込) 送料 手仕上げの有無 対応エリア
ダウンジャケット 3,135円~ プレミアム会員は2,090円以上で往復送料無料
2,090円未満は往復送料1,980円
通常会員は1万1,000円以上で往復送料無料
1万円未満8,000円以上で往復送料990円
8,000円未満で往復送料1,980円
オプションで贅沢手仕上げコースあり 全国
ダウンコート 3,465円~ プレミアム会員は2,090円以上で往復送料無料
2,090円未満は往復送料1,980円
通常会員は1万1,000円以上で往復送料無料
1万円未満8,000円以上で往復送料990円
8,000円未満で往復送料1,980円
オプションで贅沢手仕上げコースあり 全国
ダウンベスト 2,508円~ プレミアム会員は2,090円以上で往復送料無料
2,090円未満は往復送料1,980円
通常会員は1万1,000円以上で往復送料無料
1万円未満8,000円以上で往復送料990円
8,000円未満で往復送料1,980円
オプションで贅沢手仕上げコースあり 全国

 

 

まとめ

繊細でデリケートなダウン製品。節約志向のため、自宅洗いを考えている方も多いですが、洗い方や乾かし方が難しく、洗う方法を間違えると着用できなくなってしまう可能性もあります。ダウンを長くきれいな形で着たいのなら、専門のクリーニング店を利用するのがベスト。高級ブランドのダウンやシームレスダウン、中の羽毛がへたってしまったダウンなど、ぜひ今回紹介したクリーニング店を利用してみてくださいね。

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